トイレのつまり起こしやすいメーカーとは

トイレつまりつまりを起こしやすいメーカーと機種

トイレつまりを起こしやすいメーカーや機種を教えてくださいと、問い合わせてがあることも少なくありません。これから家を新しくリフォームする方、トイレだけリフォームしたい方、引っ越しをするのに物件探しで、トイレの機種がきになる。そんな意見に少しでも参考になればと、データやアンケートをもとに、お伝えしたいと思います。

1、トイレつまりを起こしやすいメーカーと機種

こちらの情報に関しては、はっきり機種とメーカーの品番まで法律的なことまで考えるとお応え出来かねますが、違った形とニュアンスで紹介できると思いますので、下記の内容をよく読んでいただけたら幸いです。

1-1 、トイレの機種が5年未満の物

私達、現場に向かうサービスマンの間では、5年未満のトイレは新機種と考えます。そんな新機種がトイレのつまりを起こしやすいと主婦の間では噂になっています。要するに節水型トイレです。節水型トイレでは、大で水を流すと3から5リットル未満の水しか流れでない構造に作られており、今まで通常のトイレを使用していた方が、節水型トイレを使用されると、何だかんだ頻繁にトイレがつまる、そんなふうに感じることも理解できます。では節水型トイレとそうでないトイレの見分け方をお伝えしておきましょう。

1-2、節水型トイレとそうでないトイレの見分け方

今、ご自宅に設置してあるトイレが節水型か、そうでないかを簡単に見極める方法があります。まず、トイレのレバーを大で流します。タンクから便器に流れ出してくる水の時間を数えます。レバーをひねって水が5から6秒以上流れ出るトイレは、節水型トイレではありません。一方で、水を流し5秒以内しか水が流れてこないトイレは節水型になります。

1-3、節水型型トイレはつまりを起こしやすいのか

節水型型トイレはつまりを起こしやすいのか?答えはYESです。これは、はっきりと言えます。理由、トイレは毎年のように新しい機種が出ます。見た目はさほど変わらず、色も数種類ほど。しかし、節水に関しては、どんどん進み、今では大で流して3リットル未満のトイレも出回っています。しかし、大半の人が、節水型トイレの正しい使い方まで教えられていないので、つまりが頻繁に起こる訳です。では少しだけ節水型トイレの正しい使い方を紹介しましょう。

1-3-1、節水型トイレの正しい使い方

新しく家をリフォームした人も、リフォームされた人も、トイレの機種や機能までよく考えて選びましたか?その時、業者の人とトイレの特徴についてアドバイスなどもらいましたか?答えはNOだと思います。近年、家を新しく購入した人、リフォームした人、築年数が5年未満の家などが該当したら、おそらく設置してあるトイレは節水型になります。この節水型トイレにも正しい使い方があり、下記に該当がある場合には、トイレがいつつまってもおかしくないでしょう。

①節水型トイレ用のトイレットペーパーを使用すること

節水型トイレには、節水型トイレに適しているトイレットペーパーがあります。ドラックストアー、ホームセンター、ネットなどで購入可能です。 現場でのアンケートでは節水型トイレの頻繁に起こるつまりの原因は、トイレットペーパーによるもの。今使っているトイレットペーパーを確認しましょう。

②トイレットペーパーを流す時には必ず大で流す
トイレの水を流す時、大と小があります。節水型トイレでは、少量のトイレットペーパーを流す時でも、必ず大で流すように心掛けましょう。トイレつまりと排水管のつまりの予防にも役立ちます。

③トイレ用お掃除シートを流す時には1枚以上で流さないこと

トイレ用お掃除シートのケース裏面に小さく記載されていますが、お掃除シートを1枚以上で流すと、トイレがつまりやすくなります。と書いてあります。トイレにお掃除シートを流す時には、念の為に少しちぎってから流すように心掛けましょう。

2、トイレのつまりが頻繁に起きやすい便器

使用して5年未満のトイレで、トイレが頻繁につまりやすい。この場合には少しトイレットペーパーを1度に流しすぎなのと、トイレットペーパーが節水型に適したものを使っていない方がほとんどです。またトイレ自体が15年以上でトイレのつまりが頻繁に起こる場合では、便器内の排水路に尿石が溜まってきているか、小さなものが排水路内のどこかに引っかかっているか、どちらかでしょう。自力での対処法としては、尿石を取る薬剤を使用されるか、業者に依頼するかになります。

2-1、洋式トイレの使用年数が15年以上で頻繁につまりやすい場合の対処法

上記で少し紹介しましたが、古いトイレほど尿石が原因でトイレの排水がしっくり来ない場合もあります。便器内排水路に尿石が溜まってしまうと排水路の穴が狭くなることで、トイレットペーパー、排泄物が便器内に引っかかってしまい、トイレのつまりを起こしています。対処法としては、尿石を取る薬剤を使用することで少し流れが良くなる場合もあります。しかし、つまりが頻繁に起こっているトイレには、薬剤では歯が立たないことが多いのも事実です。専門の機材を使って尿石の除去をしないと症状が良くならないケースが多いです。また尿石が原因でトイレが頻繁につまり場合では、便器の老朽化としては限界点を超えていることがほとんどですので、トイレを新しいものに交換することをお勧め致します。

2-2、和式トイレの使用年数が30年以上で頻繁にトイレがつまる

和式トイレは、洋式トイレと比べて簡単にトイレの交換工事がしづらいこともあり、排水路が太く作られています。やがて訪れる尿石によるトイレの流れが悪くなることも、ある程度計算されて作られています。しかし、飲食店、会社などのトイレを使用する頻度の高いものは、一般家庭に設置してある和式トイレとくらべると、その寿命は短く、30年以上使用すると、やがては限界点に達します。30年以上の使用年数がある和式トイレが頻繁につまりを起こす症状が現れたら、1度専門の業者に依頼して査定された方が良いでしょう。

まとめ

トイレのつまりを起こしやすいメーカーと機種。ピンポイントで、このタイトルの通りバシッと行きたいところでしたが、少し違った形でお伝えしたことをご理解頂けたら幸いです。 心あたりがないトイレのつまりは、私達プロの作業員であっても、その原因を突き止めることは難しく、それなりのスキル、経験がものを言います。そんな中でも節水型トイレによる頻繁なトイレつまり。しっかりとした節水型トイレの使い方をしていけば、悩みも解決できることでしょう。尿石が原因でトイレが頻繁につまりを起こす。この内容については、便器を交換しないといけないタイミングに来たと思って、トイレのリフォームをお勧め致します。

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