mizu 排水溝 髪の毛
最近なんだか洗面台、浴室の排水溝の流れが悪い？そう感じ始めたら、まず排水溝に髪の毛が溜まっていないか確認しましょう。洗面台、浴室排水詰まりの原因1位は髪の毛になります。
そんな髪の毛が日常生活の中でいかに抜けているかご存知ですか。ちなみに朝、出勤前に洗面台で顔洗ったり、歯を磨いたり、ときには髪を洗ったりしますが、一般的に髪を洗うと抜ける量は、男性21歳から56歳を対象に89本から113本程度、女性で64本から128本くらいと言われています。（もちろん個人差はあります）髪の毛をあらわなくても、普通に家内で1日過ごすと130本から189本くらい抜けているそうです。これが毎日だから驚きです。
この二ヶ所の排水溝が、流れ方におかしいと感じたら、まずは髪の毛かなぁと思ってポップあっ下の受け皿に髪の毛など詰まりを確認し、取り除く必要があります。そこで洗面台、浴室の排水溝を自力で掃除、メンテナンスを行い、排水の流れを良くする方法などをご紹介して行きたいと思います。
1、洗面台排水溝に髪の毛がつまったときの対処法と種類
1-1 、排水溝の種類
それではまず、洗面台排水溝の種類を少しご紹介します。一般的に多いのがポップアップ式のタイプ。洗面台蛇口の後ろ側に立っているピンを上げ下げすることで、排水溝フタが上下するものです。このタイプは上のフタを持ち上げると真ん中に受け皿のフィルターが設置してあり、そこにゴミや髪の毛がたまる様になっていて簡単に掃除出来ます。髪の毛が溜まっていたら取り除きましょう。
1-1-1、洗面台排水溝ポップアップ式のアドバイス
次に、ポップアップ式だが上下が固くて動かない場合のアドバイス。
こんな時は無理に上下させず、そのままお掃除しましょう。割り箸を用意して下さい。★割り箸の先を数センチカッターナイフでキズ付けます。割り箸の先がザラザラに尖るようにキズを付けてください。
排水溝の穴に割り箸キズを押し付け、差し込み中に溜まっているゴミや髪の毛をかき出します。数分作業すると排水溝に溜まっていた汚れや髪の毛は取り除けます。
1-2、排水溝にゴム栓をして水を溜めるタイプ
次に、排水溝の穴に黒いゴム栓をするタイプがあります。このタイプは穴の奥をのぞくと細い棒が十字になっていると思います。この十字にゴミや髪の毛が引っかかって溜まっていることがあり、排水の流れが悪くなります。ゴミを指で取り除けない時は割り箸などを使いゴミを取り除きましょう。★ポイント、このタイプの洗面台排水溝は、ゴミをキャッチする部分が細かくない為、髪の毛もそのまま流れていくことも少なくありません。排水溝の穴にあった汚れを取り除いても流れが悪い時には、排水管の奥底に何らかの不具合が起きています。おそらくメンテナンス、数年以上清掃を専門の業者に依頼して行っていないことによる排水管の詰まりを起こしていると考えられます。こんな時は自力での作業は難しく、専門の水道業者に依頼することをオススメ致します。
2、浴室排水溝髪の毛
浴室排水溝髪の毛による詰まり清掃方法
私達、専門の水道業者がお客様のもとに伺って、髪の毛による排水溝の流れが悪い詰まりを起こしている箇所ナンバーワンは浴室排水溝です。浴室の排水溝に設置してあるネット式のタイプ、トラップ式のタイプ、浴槽の真下に排水溝があるタイプなど様々です。今回もタイプ別にして排水溝に溜まってしまった髪の毛を掃除する方法をご紹介して行きたいと思います。
2-1、トラップ式
近年ではよく見かけるトラップ式のタイプからご紹介して行きます。浴室排水溝を見て上から（フタ、目皿、受け皿、トラップ）の順番になっています。フタを外し目皿に髪の毛やゴミがたまっていたら取り除いてください。次に目皿を取り外し受け皿を見て下さい。ここにもゴミや髪の毛が引っかかっていたら取り除いて下さい。この時点で水を流してしっかり流れが良くなったか確認しておきましょう。おそらくこの作業で流れは良くなると思います。この作業で流れは良くならない時はその先のトラップをばらして行きます。見た目では、ツマミが3ヶ所ほどあり、丸い穴が開いていると思います。このツマミを反時計回りに回して行くと外れて行きます。硬くて回らない時はツマミにマイナスドライバーを押し当て,トンカチなどで少しづつ叩いて行くと回ります。外せたら穴の中に髪の毛が大量にたまっているのが見えてきますので、取り除いてください。終わりましたらトラップ、受け皿、目皿などをもとに戻して水を流してしっかり流れが良くなったか確認して下さい。この作業でほとんどの浴室排水溝詰まりが解消できます。
またこの作業を行って上手くフタやトラップが外せない時、又は改善されない時は専門の水道業者に依頼することをオススメ致します。
2-2、浴室排水溝の穴にフィルターが乗っているだけのタイプ
排水溝の種類にはいくつかの共通点があります。建物の築年数がかなり古い場合が多く、築年数25年以上で床はタイル張り、給湯器はバスタブの横に設置してある様子。排水溝の穴には網のヘアキャッチャーがポツンと乗っているだけのタイプがほとんどです。この様な場合にはヘアキャッチャーの上に溜まった髪の毛をマメに掃除してあげる必要があります。長い期間、掃除を怠ると一目見てわかる様にネットには髪の毛やゴミがたまっているのがわかります。またヘアキャッチャーのネットにたまっている髪の毛やゴミを取り除いても排水する水の流れが悪い時には、排水管の奥底に汚れが溜まっていると考えられます。排水管の中にたまった汚れは自力で掃除、改善は難しいと思います。排水管を洗浄する専門の道具や機材が必要になりますので、専門の水道業者に頼んで排水管のメンテナンスを行うことをオススメ致します。
2-3、排水溝がバスタブの下にある場合の髪の毛のメンテナンスを行う方法
浴室内に入って排水溝がなかなか視界に入ってこないケースもあります。この様な場合には、排水溝がバスタブの下に設置してあるタイプの家で、この場合も築年数が古く、バスタブが室内の角においてあるだけの感じで、バスタブを持ち上げると真ん中辺りに穴がありその穴が排水溝になっています。
穴の上にヘアキャッチャーの網があればそこに汚れや髪の毛がたまっていくのですが、穴があるだけでそのまま垂れ流しの状態のことも良くある話です。この様な住宅では排水溝辺りに髪の毛やゴミなどが溜まらず排水管に直接流れていく為、家の外から排水管を清掃しなければ抜本的な解決には至らないので、専門の水道業者に依頼することをオススメ致します。
まとめ
毎日あまり気にしていなかった抜け毛の本数。この抜け毛による洗面台、浴室の排水溝などの掃除、清掃、メンテナンスをマメに行うことが大切ですね。髪の毛が排水溝に溜まっていることに気づいていながらしばらく放置してしまうことで専門の水道業者に頼むことにもなりかねません。専門の水道業者に排水管のメンテナンスを依頼すると、場合によってはそれなりの作業工賃と時間がかかります。
排水溝に溜まった髪の毛は気付いたらいち早く処理しておきましょう。